3.成形

さて、複製したパーツを作りたいキャラクターに近づける作業を始めましょう。
楽しいです。
段々とキャラクターに近づいていくのが分かって、とても楽しい作業です。
そしてメインの作業だとも思います。

まず前回、複製したパーツの『バリ』を取ってヤスリをかけて次の作業へ進むと書きました。
バリとは、複製した型の部分からはみ出た余計な部分です。
デザインカッターや、ヤスリを使うと良いと思います。
型に調度良い量のパテを詰めていればそんなに苦労は無いのですが詰めすぎると・・・ココで少し後悔します。
さて、この作業が終わった時点で既成パーツとほぼ同じ形の複製パーツを完成させる事が出来たと思います。
気泡などが有るかもしれませんが
これからパテを盛ったり削ったりするので然程、神経質にならなくても良いと思います。
妥協できる程度に形が整った複製パーツの必要な部分にパテを盛り、要らない部分は削ります。
硬化後にまた要らない部分を削り〜の繰り返し作業をしながら
作りたいキャラクターに近づくように心掛けるのが大切です。

パテの盛り具合ですが、私は沢山盛ってから削りだす方法はエポパテにはあまり向かないように思います。
固いんです。
完全硬化するとかなり固いんです。
その為、硬化する前にスパチュラやヘラなどを使ってある程度形を作ってしまいます。
私はスパチュラもヘラも持っていないのでタミヤの調色スティックを使ってますが。
2本入って安い所で200円程度で買えるし
ヘラの代わりにもなりつつ本来の調色の為に攪拌等も出来る素敵アイテムです。

整えた後、完全硬化前にシャープにしたい部分や盛りすぎた部分などがあったら
デザインナイフなどで削ると良いとおもいます。
完全硬化後でも削れますが先程も書いた様に固いので指を切らないように注意して下さい。
彫刻刀の方がガッツリ削るには向いているような気がします。

もし力を入れすぎてボッキリパーツを折ってしまった!!
そんな時は慌てず騒がず、パーツをパテと瞬間接着剤を使ってくっつけてみて下さい。
何とかなります。
後に周辺を削る時に少し注意が必要になりますが最初から作り直すよりは・・・・うん。

ちなみに私の作成しているパピはこの時点でこんなカンジです。


腰に巻いてあるのはマスキングテープです。
この時点では接着していなかったので。
後にパフスリーブ部分(?)を1度切り離し、腕パーツに作り直してから接着しました。

この形を作る作業では、手元に資料があると便利です。
一方向だけでなく様々な角度が揃っているとベスト。
また、資料の中に作るサイズと同サイズでピンキー調にデフォルメした絵などがあると
完成へ向けての方向性が分かり易くなって良いかと。

さて、大体の形は出来上がりましたか?
心が納得、もしくは妥協が出来ましたら次に進みましょう。

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